ヴァシュティ・バニヤン
Just Another Diamond Day
ジャスト・アナザー・ダイアモンド・デイ
作詞、作曲:Vashti Bunyan
01、Diamond Day
ダイアモンド・デイ
作詞、作曲:Vashti Bunyan
02、Glow Worms
土ボタル
作詞、作曲:Vashti Bunyan
03、Lily Pond
スイレンの咲く池
作詞、作曲:Vashti Bunyan
04、Timothy Grub
地虫のティモシー
作詞:John James
作曲:Vashti Bunyan
05、Where I Like to Stand
私の佇みたい場所
作詞、作曲:Vashti Bunyan
06、Swallow Song
ツバメの歌
作詞:Robert Lewis
作曲:Vashti Bunyan
07、Window Over the Bay
入り江の窓
作詞、作曲:Vashti Bunyan
08、Rose Hip November
薔薇の実の11月
作詞、作曲:Vashti Bunyan
09、Come Wind Come Rain
風が吹こうと雨が降ろうと
作詞:Robert Lewis
作曲:Vashti Bunyan
10、Hebridean Sun
ヘブリティーズ諸島の太陽
作詞、作曲:Vashti Bunyan
11、Rainbow River
虹の川
作詞:Robert Lewis
作曲:Vashti Bunyan
12、Trawlerman's Song
トロール漁師の歌
作詞、作曲:Vashti Bunyan
13、Jog Along Bess
ベスとの旅路
作詞:Iris McFarlane
作曲:Wally Dix
14、Iris's Song for Us
アイリスの書いた私たちの歌
Extra Tracks
作詞、作曲:Vashti Bunyan
15、Love Song
ラヴ・ソング
B-side of “Train Song“ single(1966)
作詞、作曲:Vashti Bunyan
16、I’d Like to Walk Around in Your Mind
あなたの心を散歩できたなら
Unreleased acetate(1967)
作詞、作曲:Vashti Bunyan
17、Winter Is Blue
冬は青色
Unreleased acetate(1966)
作詞;Iris McFarlane
作曲:Vashti Bunyan
18、Iris's Song for Us [Version Two]
アイリスの書いた私たちの歌(ヴァージョン2)
John Bunyan’s tape(1969)
演奏
Vashti Bunyan(ヴォーカル、ギター)
ヴァシュティ・バニヤン
Christopher Sykes(ピアノ、オルガン)
クリストファー・サイクス
John James(ダルシトーン)
ジョン・ジェイムス
Robin Williamson(フィドル、ホイッスル, アイリッシュハープ)
ロビン・ウィリアムソン
Dave Swarbrick (フィドル、マンドリン)
デイブ・スワーブリック
Simon Nicol(バンジョー)
サイモン・ニコル
Mike Crowther(ギター)
マイク・クロウサー
プロデュース:Joe Boyd
ジョー・ボイド
演奏時間
39:52
Dicristina Stair STEP04CD
2004年10月12日(再発)<オリジナル:1970年12月>
ダイアモンド・デイ。きらめく、ありふれた大切な1日。
再評価された、英国のシンガーソングライター、ヴァシュティ・バニヤン氏の1970年作。
〜これは旅の歌。
ヴァシュティとボーイフレンドのロバート、そして、馬のベスと犬のブルーとが、古い緑色の馬車でゆく、ロンドンからスコットランド西岸のアウター・ヘブリディーズへの旅。その1年半ほどにわたる、情景の記憶。
すべてに、やさしくなれる気がした。
遊牧民みたいな旅から生まれた歌世界は、あまりにも純粋。
自然の、光と風に抱かれた、きらめく幸せな日々。あたたかな素朴さは、とても心地いい。
わかりやすい言葉で綴られる歌は、現代人には恐ろしい、丸裸の心。
ありふれた幻想の物語に思えてしまったら、不幸なことかもしれない。
洗練された技量なんかは、すっかりと無価値にして、ヴァシュティ・バニヤン氏の歌声は、心に響いてゆく。
お気に入りは、伝承歌風メロディにのって、のどかな旅の情景が展開する「 Jog Along Bess〜ベスとの旅路 」。テーマ曲とも云える、この歌。軽快なリズムに誘われて、すっかり幸せな気分。
生きるための、ささやかな1日。与えるための、ささやかな愛。
この無垢な歌が、現実の物語となったなら、すべての人が、もっと、やさしくなれるに違いない。
ダイアモンド・デイ。きらめく大切な1日が始まる。
Vashti Bunyan